安全で美味しい野菜を届けるのが使命「食べ物は人間の本質」と語る若手農家就農から現在までの状況をお聞かせください。農業をする際に心掛けていることを教えてください。を栽培しており、農産物は軒先販売を行っています。 ―― 就農しました。現在は、地元の農家の方の下で実地スの音楽家としてベルリンで約10年間生活し、昨年の4月に帰国しました。江戸時代から続く農家の家系で生まれたことや元々もの作りが好きなこともあり、「農地を使って何かしたい!」という想いから研修を受けたり、月に1度、関東を中心に援農などをすることで栽培技術を学んでいます。今はまだ学び途中ですが、将来的には対面販売や配送など販路を広げていければ良いと思っています。現在、約20㌃の面積にニンジンなど多品目の野菜芸術系の大学を卒業後、音楽制作などフリーラン私が農業をする際に心掛けていることは「オーガニックにこだわること」です。ベルリンに住んでいたときは、周りの環境意識が高く、オーガニックが盛んでした。その影響もあり、今は「安全で美味しい野菜を作ること」を目標に栽培に励んでいます。そうして作った野菜を食べた人が「美味しい!」と言ってくれたり、環境負荷を減らす一助になれば嬉しいですね。今後は年間を通して野菜を栽培できる技術を身につけること、そして畑で収穫した野菜をその場で食べられるイベントなどを企画して、様々な人に野菜や畑を楽しんでもらえる機会を提供できるようにしたいと思っています。所沢市久米松田直太さん06苗の水やり作業。立派に育つように細目な水やりは欠かせません。緑肥を蒔く前に土を耕す作業。地道な作業が安全で美味しい野菜に繋がります。
元のページ ../index.html#6