JAいるま野 広報誌 2024.05|No.335
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10はるせいし 三芳町は3月16日、世界農業遺産認定記念事業の一環として農業遺産農業塾を実施しました。同町では2023年に伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定され、都市近郊農業と伝統農業が息づく町として農業振興に力を入れています。当日は19人が参加し、同農法の実践農業者の島田喜昭さんから、ジャガイモの定植体験と農業機械についての説明などを受けました。その後、平地林を散策し、同町の職員から「三芳町の農業」を学び、伝統農法への知識を深めました。 参加者は「伝統農法を実践する農家の方からレクチャーを受け、農業体験をできたのは楽しかった」と話しました。 日高市の「加藤牧場 バッフィ」は3月、アメリカのマディソンで開かれたWorld Championship Cheese Contest2024(WCCC2024)のチーズの部で金賞を受賞しました。WCCCは、ウィスコンシン州のチーズメーカー協会が主催する世界的にも最大級のチーズとバターのコンテスト。世界中から選ばれた乳製品の技術審査員が風味や塩分、色などを評価しました。 受賞したチーズは、「加藤牧場濃厚カマンベールHIDAKA WHITE」。自社牧場で搾ったばかりの生乳の脂肪球を壊さないよう丁寧に加工し、生乳に生クリームを加えたクリーミーな味わいが特徴です。代表取締役の加藤恵美子さんは「生乳のおいしさが生かされたチーズ。今後もよりおいしいチーズづくりに励みたい」と話しました。 狭山茶の主産地の一つである入間市で、春の風物詩「春整枝」の作業が始まりました。 春整枝は、新茶摘採の際に木茎や古葉が混入しないよう摘採面を整える作業のこと。例年春分を過ぎる時期に行われます。3月27日、「三ツ木園製茶株式会社」を営む三ツ木宏征さんの茶畑でも本格的な作業がスタート。摘採機を定し、表面にある木茎や古葉を丁寧に刈り使い、茶樹を剪取りました。 三ツ木さんは「1月から2月にかけて陽気が暖かったことに加え、適度な雨量があったおかげで生育は順調。例年以上の美味しい茶葉になるのが期待できる」と笑顔で話しました。 JA川越野菜部会は3月8日、川越市のJA第一共販センターで野菜栽培相談会を開催しました。JA全農さいたまや各種苗メーカー8社を招き、春野菜の防除や秋冬野菜の振り返りを情報交換し、共販出荷の品質向上を目指します。当日は、組合員50人が参加しました。 川越市の鳴河一成さんは「石灰にもたくさん種類があり分からないこともあったが、メーカーの担当者に直接聞く機会はありがたい」と話し、同センターの小池正敏補佐は「相談会は今回で3回目。今後も引き続き、組合員へ良い情報発信をしたい」と話しました。せんてい平地林を散策した参加者ら受賞したチーズを手に笑顔を見せる加藤さん茶摘みに向けて春整枝を行う三ツ木さん石灰について学ぶ鳴河さん㊧JAirumano News農業の魅力をより身近に三芳町で農業遺産「農業塾」最終回World Championship Cheese Contest2024日高市の加藤牧場が金賞受賞!美味しい狭山茶の収穫に向けて春JA川越野菜部会「野菜栽培相談会」開催整枝スタート!

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