JAいるま野 広報誌 2024.03|No.333
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※実証圃場設置面積の上限は埼玉県生産振興課により定められており、全量を全農さいたまへ販売する予定です。※埼玉県による種子供給については、令和6年産は実証圃用のみ、令和7年産は割当て等の限定的になる予想で、本格供給は令和8年産からの見込みとなっております。(1)「えみほころ」埼玉県が育成した中晩生品種 暑さに強い水稲品種として、令和6年産からは「埼玉県産えみほころ」の試験栽培に取り組みます。 既に普及している「彩のかがやき」・「彩のきずな」の中間となる中晩生熟期の品種で、県内全域に栽培適性があります。県川越農林振興センターが指定する令和6年実証圃場により生産管理技術を確認します。(2)「TR3344」国が育成した東洋ライスとの共有品種 いるま野の玄米販売先である東洋ライス株式会社と「TR3344」の試験栽培を2018年から共同研究として調査圃を設置しております。 令和5年産は、坂戸市1戸で約66a試験栽培を行い、農産物検査は1等となっております。 今後、東洋ライスとの契約栽培に向けて検討します。「彩のかがやき」に比べ、早植・普通期ともに同等の収量です。「彩のかがやき」に比べ、暑い夏でも白未熟粒の発生が少なく玄米品質が優れます。県内における重要病害である「イネ縞葉枯病」に抵抗性です。「彩のかがやき」に比べ、厚みがあり千粒重が大きいです。 中晩生熟期の「えみほころ」は、ほどんどの作型に適応可能なため、麦類との二毛作や他品種と組み合わせて栽培することにより、土地利用率の向上と作業分散による経営安定が見込めます。ほじょう03特徴 ① 良食味!精米のアミロース含量がやや少なく食味も「彩のかがやき」並みです。特徴 ④ 収量!3.今後導入検討を行う試験品種の取り組み特徴 ② 暑さに強い!特徴 ⑤ イネ縞葉枯病抵抗性!特徴 ③ 大粒!坂戸市生育実証圃場設置予定場所川越市富士見市設置面積上限狭山市2ha/JA管内

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