JAいるま野 広報誌 2024.03|No.333
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焼き芋を堪能する参加者(13日)闘茶に挑戦する参加者落ち葉掃きを楽しむ参加者(27日)大庭担当課長㊥の剪定を真剣に学ぶ部会員 JA管内を中心とした三富地域(川越市、所沢市、狭山市、ふじみ野市、三芳町)で、2023年に世界農業遺産に認定された伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」への理解を深めることを目的に、落ち葉掃きの大会が実施されました。 1月13日には、三芳町の多福寺の平地林で行われ、約300人が参加しました。三芳町川越いも振興会の会員による落かごち葉の籠詰め方法や熊手の使い方について説明があった後、1時間ほどかけて落ち葉を集めました。落ち葉掃き体験後は、㈱大東ガスが用意した焼き芋が振る舞われました。 また27日には、所沢市の農家で「三富江戸農法の会」の横山進会長が管理する平地林で「三富地域農業振興協議会」が主催の「第11回三富千人くず(落ち葉)掃き」が開催され、地域住民ら約100人が参加しました。2時間ほどかけて作業した後、参加者は落ち葉の堆肥場を見学し、伝統農法を肌で感じたことで、地域農業への理解を深めました。 集められた落ち葉は、今後、農家のもとで2年ほどかけて発酵させてから圃 狭山茶の主産地の一つ、所沢市で1月5日、利き酒のように味や香りで茶の産地を当てる「闘茶会」が開催されました。狭山茶の品質鑑定技術の向上を目的に、所沢市茶業協会が例年開いており、今年で51回目を迎えています。 同協会の会員や在日フランス大使館関係者ら26人が参加し、埼玉や静岡などの5つの産地の荒茶の色や形などの外観や茶の香り、味などの「内質」を判定し、競い合いました。闘茶会の結果は次の通りです。▽優勝(所沢市長賞)=丸甚園 肥沼甚一郎、準優勝(所沢市議会議長賞)=齋藤園 齋藤友宏、3位(所沢市茶業協会長賞)=新井園本店 新井真一郎 JA日高栗出荷部会は1月11日、日高市の浅野與市さんの圃場で栗の剪定講習会を開きました。同部会会員50人と県川越農林振興センター、JAなどが参加し、剪定方法を学びました。 当日は、同センターの大庭恵美子担当課長が講師を務め、病害虫や土づくりなどを説明した他、浅野さんが講師を務め、剪定の考え方を説明しました。 同部会の國分俊幸部会長は「剪定方法を工夫して時間と労力を削減していく。より良質な栗を生産し収量を増やすためにも、多くの栗生産者に広めたい」と話しました。ほじょうほじょう場にすき込まれ、堆肥として活用されます。10新春の風物詩所沢市で闘茶会開催!日高栗出荷部会栗剪定講習会JAirumano News世界農業遺産に認定された農法を身近に地域住民が落ち葉掃きを体験!

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