JAいるま野 広報誌 2024.02|No.332
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世界農業遺産の認定を喜ぶ関係者らサトイモの出荷作業に励む生産者らホウレンソウの品質を確認する村田さん㊧とJA職員㊨当日は、マスコミも取材に訪れました 昨年7月に世界農業遺産に認定された「武蔵野の落ち葉堆肥農法」の認定記念式典が川越市で開かれ、農業従事者や自治体など約180人が参加しました。 式典では、同農法のシンボルとなるロゴマークが発表され、全国122点の応募の中から、所沢市の高田光雄さんの作品が選ばれました。また、記念講演では、公益財団法人地球環境戦略研究機関理事長などを務める武内和彦氏が「武蔵野の落ち葉堆肥農法と世界農業遺産」をテーマに「武蔵野の落ち葉堆肥農法」の特徴などについて講演しました。 林伊佐雄三芳町長は「今後も麗しき里山を未来の子ども達に継承していくために活動していきたい」と話しました。 JA管内の特産品、サトイモの出荷が最盛期を迎えました。正月用の食材として需要が高まる年末に向け、12月15日 から22日までの8日間で約10万㌜(1㌜10㌔)を出荷しました。狭山市のJA狭山共販センターと併設するJAさといも選果場では、朝から生産者のトラックが長い列を作り、15日だけで約1.4万㌜が出荷され、敷地内は多くの段ボールで埋まりました。埼玉県は、サトイモの産出額(生産農家の粗収益)が全国1位。JA管内は主要な産地として知られ、良質堆肥の継続的投入や緑肥栽培による土作りによって生まれる独特の「ねっとり感」や「イモの白さ」などが特徴で、市場からも高評価を得ています。JA第三営農販売センターの塩野康夫課長は「猛暑の影響で生育が心配されたかんが、生産者が灌作業などの栽培管理を丁寧に行っていただいたので、例年通りの品質と収量になった。サトイモは縁起が良い食べ物としても知られているので、正月の料理などで楽しんでもらいたい」と話しました。すい水 JA管内のホウレンソウの出荷が最盛期を迎えました。需要期の年末年始に向け、12月26日から31日までに約2.2万㌜(1㌜5㌔)が出荷されました。主要産地の一つ、川越市のJA川越第一共販センターでも26日だけで、約2400㌜が出荷され、敷地内は多くの段ボールで埋まりました。 JA管内のホウレンソウは葉肉の厚さが特徴で、平束での荷作りにも力を入れているため、市場などから高評価を得ています。 JAいるま野野菜一元共販連絡協議会ホウレンソウ部会の村田智哉さんは「土壌管理を適切に行ったことで病害虫もなく品質や収量は良好だ」と笑顔で話しました。10「武蔵野の落ち葉堆肥農法」世界農業遺産認定記念式典を開催肉厚で甘み十分!ホウレンソウが出荷最盛期JAirumano News年末の最需要期に向けてサトイモ出荷最盛期!

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