JAいるま野 広報誌 2024.01|No.331
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ユーカリなどの花木を栽培しており、農作物はJA狭山共販センターやJA農産物直売所「あぐれっしゅげんき村」に出荷しています。私は、農家だった父の教えである「気候が変わるように、日々技術も変わっていくので、常に勉強する姿勢を持つこと」という言葉を胸に農業に励んでおり、特に有機肥料を使った低農薬の野菜づくりを心掛けています。栽培管理で苦労する点もありますが、消費者の方が安心して美味しい野菜が食べられるように、農家仲間と情報交換をしながら品質向上に努めています。その甲斐もあり、今年の狭山市農業祭の農産物品評会で甘かん藷しょ(サツマイモ)が狭山市議会議長賞を取ることをできました。現在、約1.3㌶の面積にサツマイモやタマネギ、公務員を定年退職し、就農して4年目になります。私にとって農業をする上でのやりがいは、消費者の方に自分の野菜を食べてもらい、喜んでもらえることです。直売所への出荷の際に「山下さんの野菜だから買っています!」といった言葉を掛けてもらえると、それだけで農業をやる活力にも繋がっていきます。また、数年前から息子たちも農業を手伝ってくれるようになりました。息子たちが先祖からの土地を守り、一緒になって野菜づくりができることも農業をするやりがいになっていますね。これからも美味しく・安全な野菜づくりを心掛け、消費者の方に笑顔を届けられるように頑張っていきたいと思います。就農から現在までの状況をお聞かせください。山下さんにとって農業をする上でのやりがいを教えてください。狭山市下奥富父の教えを胸に奮闘する農家山下良保さん「日々努力」をモットーに!06旬を迎えているサツマイモの出来を確認。今年も立派に育ちました。息子の公平さん㊨と由介さん㊧と一緒にサツマイモの収穫。     ――

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