JAいるま野 広報誌 2023.12|No.330
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図2 苗木植え付け方法1 苗木の準備2 苗木の調整3 植え穴の準備4 苗木の植え方5 植え付け後の管理果樹苗木の植え付け方法除いた3月は、落葉果樹の植え付け適期です。新植、改植を検討している場合は、この時期に行いましょう。購入苗木は掘り上げ後時間が経っていることがあるので、バケツに水を入れるなどして、一晩吸水させてから定植しましょう。すぐに定植できない場合は、適度に湿った土壌に仮植します。(図1)仮植は乾燥しすぎない、暖かい場所を選びます。苗木を一本ずつ斜めに並べ、細土を軽くかけます。苗木を束のまま仮植すると、束の間に空間ができ乾燥しやすく、発芽不良の原因となるので注意しましょう。接ぎ木テープは取り除きます。なしの場合、白紋羽病対策として植え付け前、殺菌剤に根部浸漬処理し、消毒します。根が重なっているもの、巻き込んでいるもの、腐敗部などを健全部まで切り戻します。苗木の地上部は樹種や仕立て方により切り戻す長さを調整します。しっかりとした芽の上で切り、切り口には癒合剤を塗ります。植穴は根が入る大きさ、深さは苗            木の接ぎ木部が地面から少し出るくらい掘ります。苗木が沈まないよう(図2)に深く掘りすぎないように注意します。改植をする場合は、成木によって日陰とならないよう、空間を広く取りましょう。なしの改植の場合、白紋羽病対策として、前作の根はできる限り取り除きます。支柱をぐらつきのないように植え穴の中心に立てます。風で揺れないように、苗木の上部と接ぎ木部の少し上の2か所をひもで8の字に縛り支柱と固定します。ひもが苗木に食い込まないように、苗木には少し余裕をもたせ、支柱の結束は2重巻きとし、苗木が沈まないようにします。根は放射状に均一に配置し、隙間ができないよう移植ゴテなどで根の下に細かくした土を配ります。根が見えなくなる程度の土を入れたらいったん苗木を軽く上に引き上げ、根を水平から下向きに揃えます。土を埋め戻して、根と土がよく密着するように足でよく踏み固め、十分かん水します。植え付け後、降雨がなければ、適宜かん水をします。樹幹周りに雑草が繁茂すると養水分の競合が起こり、生育が悪くなります。除草を行う、または株元に敷きわら等をし、土壌の乾燥、雑草、泥はねを防ぎます。植え付けた年にも病害虫の発生に注意し、発生初期の防除をしましょう。【本ページに関する問い合わせ】川越農林振興センター 農業支援部 ☎049-242-1804乾燥や凍害を防ぐためムシロやわらでマルチ図1 仮植方法苗木ひもで固定する接ぎ木部は地面から少し出す苗木支柱切り戻し、癒合剤を塗る11月から12月、または、極寒期を07苗木の植え付けについて

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