JAいるま野 広報誌 2023.12|No.330
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近郊という立地を生かし、流通コストを下げ、新鮮な状態のまま提供する、つまり「近いがうまい」を実践することで「稼げる農業」の農産品として売り込んでいきたいと考えています。また、2つ目としては「野菜の様々な楽しみ方を提案すること」です。JAいるま野のサトイモは都内の高級料亭などにも「埼玉のサトイモ」として指定で納品されていると聞き及んでいます。上品な味わいもさることながら、大小さまざまな等級が用意されていることで、一般的な煮物以外にも揚げ物など様々な用途で楽しめると思います。サトイモ以外にも、埼玉の農産物は限られた用途の使い方だけでなく、様々な用途で消費者の方に楽しんでもらえるということを県としても広くPRしていきたいと思っています。最後に3つ目は、「良質な品種×  の開発に力を入れること」です。第1回全国いちご選手権で最高金賞を受賞した「あまりん」・「かおりん」のように良い品種が作られると自然と消費者から選ばれるものになっていきます。そうした消費者のニーズに加えて、県もPRの一環として、毎年JAグループと共同し、大田市場でトップセールスを行っています。埼玉の良質な農産物のPRは今後も継続して行っていきたいと考えています。月に「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定されました。今後の事業承継に対して、しっかりと農の文化を伝えることは大切だと思っています。いかがでしょうか。の落ち葉堆肥農法」は、360年という長きにわたって、なおかつ大都市圏の50キロ圏内で認定されることは、世界的にもとても珍しい亀田組合長:今年の7大野県知事:「武蔵野ことだと理解しています。私たちが次の世代にしっかりと伝えていかないといけない農業遺産だと地域の伝統文化の保存について埼玉県知事いるま野農業協同組合代表理事組合長03大野元もとひろ裕亀田康好「大野元裕埼玉県知事に問う県の農業への取り組みについて」

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