JAいるま野 広報誌 2023.10|No.328
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09認定を祝う大野元裕埼玉県知事(前列左から3人目)と林町長(同4人目)ら協議会関係者杉島市長(左から2人目)に受賞の報告をする西澤さん(同3人目)ら中島さん㊧を表敬訪問する中沢地域理事代表㊥ら落ち葉掃きに熱中する地域住民 7月5日、武蔵野地域(川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町)で江戸時代から継承されている伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定されました。世界農業遺産は現在、新潟県佐渡市など15地域が認定されており、関東地方では初の認定となりました。認定に向けた取り組みは同市町と県、JAなどの関係団体から作られる「武蔵野の落ち葉堆肥農法世界農業遺産推進協議会」が推進してきており、2021年2月の国内選考の通過を経て、今年6月には国連食糧農業機関(FAO)による現地視察などが行われてきました。 同地域では屋敷や畑、平地林が順に短冊状に配置された独特の景観が広がっており、平地林から集めた落ち葉を堆肥として圃 同協議会会長の林伊佐雄三芳町長は「300年以上続く落ち葉堆肥農法が、世界的に評価され大変うれしい。世代を超えて尽力してきた実践農業者など関係者の努力の結果だ」と話しました。場にすき込む循環型農業により、サツマイモや葉物野菜などが盛んに栽培されています。 7月27、28日にかけて第50回関東ブロック茶の共進会の審査会が埼玉県茶業研究所で行われ、荒茶(普通煎茶)の部で中島克典さんが最高位の1等1席に入賞し、農水大臣賞を受賞しました。 また、8月4日には第31回全国手もみ茶品評会で初の1等1席に入賞し、農水大臣賞を受賞した西澤陽介さんが入間市手揉狭山茶保存会の会長らとともに同市の杉島理一郎市長に受賞の報告をしました。 品評会は15都府県から114点が出品され、形状や色沢、滋味などの5項目を審査。西澤さんは唯一の200点満点を獲得し、9回目の出品で初の栄冠を手にしました。 西澤さんは「結果におごらず、翌年もさらに良いものが作れるように、また一から忠実にお茶作りに励みたい」と意欲をみせました。ほじょう          JAirumano News武蔵野地域の「武蔵野の落ち葉堆肥農法」が世界農業遺産に認定!茶の品評会で入間市の茶農家が農林水産大臣賞を受賞!

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