JAいるま野 広報誌 2023.09|No.327
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笑顔で皮むきする平野さん㊧と児童農機の利便性を説明するJA職員㊥県中央会の坂本会長に要望書を手渡す亀田組合長㊨講師を務める柴田圭吾職員 毛呂山町の平野清さんは7月7日、同町立泉野小学校で4年ぶり8回目の「とうもろこしの皮むき体験」を行い、同町内の小中学校を対象に翌日の給食で提供されました。 当日は、栄養士が生産にまつわる話などを説明した他、平野さんが早朝から収穫した1021本のうち、約500本のトウモロコシを同校の児童1年生と2年生約90人が皮むきを行いました。 児童は「食べるまでに農家さんが頑張ってくれていることを知った。感謝して食べたい」などと話し、平野さんは「子どもたちのためにトウモロコシを栽培するようになった。楽しそうな姿を見ることができて良かった」と話しました。 JAは7月29日、JA川越第一営農販売センターで農機展示会を開きました。当日は、約422人が来場し23社が先進技術を搭載した田植え機やコンバインなどの大型トラクター、管理機などさまざまな農機を展示した他、低コスト肥料の「バイオスティミュラント」の紹介ブースも設けPRしました。 訪れた生産者は「気になっていたトラクターを間近で見て興味がわいた。家族と相談して導入を考えたい」などと話し、JA購買課の高橋晴夫課長補佐は「農機は生産性の向上や規模拡大に欠かせない。引き続き、組合員のニーズに合わせた提案をしていきたい」と話しました。11       JAは7月6日、県農協農政対策委員会に「2023年度JAいるま野農政課題に関する要望書」を提出しました。 要望の趣旨として「都市近郊農業は未来に残すべき社会的資本、いるま野の緑を守る運動」「持続的農家経営のための運動」「国民の食生活と暮らしを守る運動」を柱に据え、新たに「携行缶による給油量制限の撤廃・緩和」と「都市近郊農業を守るための相続税の軽減」など2つの項目を加え27項目を要望しました。JAの亀田康好組合長は「関係当局に生産者の思いを届けてもらうことで、農家が安定的な農業経営できる環境づくりが進められることを期待している」と話しました。 JA川越第一共販センターは7月12日、川越市立福原小学校で地元農業の講義を行い、総合的な学習の一環として、3年生約100人に同センターの2名が講師を務めました。 講義は昨年に続き2年連続。旬の枝豆やチンゲン菜をはじめ、JAの特産であるサトイモの生産過程やスーパーまで並ぶまでの過程を講義し、児童は熱心にノートにメモしていきました。児童は「作物にネットをしているのとしていないのはなぜか」など質問。小池正敏課長補佐は「次世代である子どもに地元農業を知ってもらうことが何より大切なこと。地産地消にも今後繋がるようPRしていきたい」と話しました。児童らが「とうもろこしの皮むき体験」町内の小中学校の給食に提供農機展示会にぎわう県農協農政対策委員会に農政課題27項目を要請JA職員が食育小学生に地元農業の講義JAirumano News

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