JAいるま野 広報誌 2023.08|No.326
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12 飯能市立美杉台小学校は6月13日、食農教育の一環としまいて「米田んぼづくり」を行い、5年生を対象に食の大切さを伝えていくきっかけとして今年で20年目を迎えました。同校は当時、敷地内で地元農家の指導のもと事業がスタート。ボランティア団体の「米田んぼ応援団」が水の管理などを担っていましたが、後継者不足もあり解散。そんな中、同校の西條誠校長がJAに栽培学習支援を依頼しました。 当日は、5年生約110人が「彩のきずな」の苗を丁寧に植えました。児童は「初めてで楽しかった。お米は大好き。稲刈りまでわくわくする」などと笑顔で話しました。 JAは6月10日、鶴ヶ島市内の圃業体験学習」を開きました。 認定NPO法人カローレが募集した子どもら20人が参加。日頃子ども食堂を利用する児童とその家族が農業を通し、地域農業への理解を醸成するとともに、自ら栽培と収穫した野菜を調理し食すことで、健康的な食生活に関心を育むことが目的です。当日は、ダイコンやカブなどの収穫作業と、トウモロコシとエダマメの定植作業などを行いました。 参加者は「初めて種をまいた。大きくなる成長が楽しみ」などと話しました。  ほじょう場で「子ども食堂 農 坂戸市立片柳小学校は6月23日、総合的な学習の時間を使って近隣の水田で県産ブランド米「彩のきずな」の田植え体験を行いました。 同校の食育の一環として、地域の交流や農業、食について学ぶことが目的。参加した5年生35人は、JA職員の説明のもと、苗を田植えひもに沿って植えていきました。坂戸農業機械技術研究会が中心となり、保護者が児童をサポートしました。 参加した児童は「自分たちで植えた苗がお米になると思うとウキウキする。稲刈りが楽しみ」などと話しました。 世界農業遺産への認定を目指す武蔵野地域(川越市・所沢市・ふじみ野市・三芳町)で6月22日、同地域で江戸時代から継承されている伝統農法「武蔵野の落ち葉堆肥農法」の国連食糧農業機関(FAO)による現地調査が行われました。当日は、FAOの「世界農業遺産科学助言グループ」の李先徳委員らが視察。獨協大学名誉教授の犬井正氏が同農法の概要について解説した後、同町の「旧島田家住宅」や川越市などの実践農家を視察し、落ち葉堆肥の効用や近隣住民も参加する平地林保全の取り組みなどの説明を受けました。認定の可否については7月頃に決定する見通しです。田植え作業に夢中になる児童らトウモロコシの苗を真剣に植え付ける参加者田植えを楽しむ児童ら落ち葉堆肥農法について説明を受ける李委員㊧JAirumano News飯能市立美杉台小学校食育で田植え食育と農業体験「子ども食堂 農業体験学習」スタート坂戸市立片柳小学校田植え体験世界農業遺産の認定に向け、FAOが武蔵野地域を視察

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