JAいるま野 広報誌 2023.08|No.326
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 所沢市と日高市で6月16日、春蚕期の繭の出荷が行われました。JA管内では2戸の農家が養蚕を続けており、今期は合わせて約254㌔の繭が集まりました。蚕は5月中旬から飼育を開始。6月上旬には繭を作るための場所へ移動させる上蔟を行い、生育は順調で例年通りの出荷となりました。25年以上蚕を育てる所沢市の小暮重行さんは「JAや県優良繭推進協議会などの協力のおかげで、十分な収量と良質な繭が出荷できて安心した」と笑顔で話しました。出荷した繭は県優良繭生産者協議会を通じて長野県の製糸所に運ばれ、白生地や反物などに加工される予定です。11 坂戸市で6月17日、県産小麦「ハナマンテン」の収穫を行いました。原農場を営む原伸一さんは「収量は昨年の1.5倍の約300㌧。4月下旬から5月上旬にかけての適度な雨量のおかげで生育は良好で今年は大粒で豊作だ」と話しました。 県産小麦「ハナマンテン」は、長野県で育種された超強力系の小麦で、2007年から坂戸市で栽培をスタート。パンや麺に加工すると小麦の豊かな風味が味わえるほか、もちもちとした食感が楽しめます。 JA管内では、同市を中心に川越市や富士見市などで栽培され、JA坂戸カントリーエレベーターに出荷。県内のパン屋などに使われます。 JA北部資材センターの三吉伸明主任は「生産者が一丸となって作付けしている安全安心な国産小麦を、より多くの方に味わってほしい」と話しました。じょうぞく    JAの子会社、いるま野アグリは6月1日、富士見市のほじょう圃場で県産小麦「ハナマンテン」の収穫を行いました。5月にかけての温かい陽気のおかげで生育は良好で、例年よりも1週間ほど早い収穫となりました。本年度は富士見市や鶴ヶ島市など約22㌶の栽培面積で約70㌧の収穫量を見込んでおり、JA坂戸カントリーエレベーターに出荷しました。 同社の田中久之さんは、「雑草対策や病害虫の防除を徹底したことで、良質な小麦を収穫することができた。今後も継続して取り組んでいきたい」と話しました。純白の繭を出荷する小暮さん㊨収穫作業に励む原さん品質を確認する、いるま野アグリ社員当日は、新聞社も取材に訪れましたJAirumano News所沢市と日高市で春蚕期の繭出荷!品質良好!いるま野アグリで麦刈り県産小麦「ハナマンテン」収穫今年は大粒!

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