JAいるま野 広報誌 2023.06|No.324
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7月には、大豆栽培がスタートします。その前に大豆栽培の基本をおさらいしていきましょう。適切な播種で適正苗立数を確保しましょう。・播種時期:7月上旬・播種量:8㎏/10a鳥害対策のため、忌避剤を使用しましょう。適正苗立数は、20本/㎡(目安 畝間70㎝×株間7㎝)です。播種後の土壌処理剤をしっかりと効かせることが重要です。播種後、できるだけ時間を置かず(2~3日以内)作業しましょう。生育期に雑草の発生が多い場合は茎葉処理剤を使用してください。(表1参照)特に近年では、帰化アサガオの発生が問題となっています。帰化アサガオはつる性で発生期間が長く、一度ほ場に入ってしまうと、防除は難しいため、ほ場内に「入れない」、「広げない」ことが重要です。早期発見に努め、地域での防除を行いましょう。表2を参考に、①開花期10日後、②開花期20日後に防除を行いましょう。必要に応じて、③、④の防除を行いましょう。特に里のほほえみは、べと病に弱いため、②の防除が重要です。茎水分が十分に低下したら、収穫を行います。開花期から約90日後を目安とし、大豆の莢さの大部分が褐色となり、振ると音のする時期(成熟期)から7~10日後が収穫適期です。収穫適期を逃すと、しわ粒や腐敗粒の発生につながるため、注意が必要です。さらに、乾燥調製では、しわ粒発生防止のため、高温乾燥を避け、砕粒発生防止のため過乾燥を避けましょう。令和5年5月16日で作成。農薬を使用する際には、必ずラベルを確認しましょう。農薬の飛散防止に努め、農薬の使用記録簿をつけましょう1 播種2 除草作業3 病害虫防除4 収穫表1.大豆除草体系種  類土壌処理剤茎葉処理剤表2.大豆病害虫防除体系時  期①開花期7~10日後(トップジンM水和剤:収穫14日前まで スミチオン乳剤:収穫21日前まで)②開花期20~25日後(ジマンダイセン水和剤:収穫45日前まで アミスター20フロアブル:収穫7日前まで)③開花期30~35日後(トレボン乳剤:収穫14日前まで)④開花期40~45日後(スミチオン乳剤:収穫21日前まで)【本ページに関する問い合わせ】川越農林振興センター 農業支援部 ☎049-242-180407      や    時  期は種後発芽前(雑草発生前)大豆2葉期~開花期(は種後15~20日頃)紫斑病ダイズサヤタマバエ紫斑病べと病カメムシシロイチモジマダラメイガカメムシ薬  剤フルミオWDG大豆バサグラン液剤対象病害虫使用方法全面土壌散布雑草茎葉散布又は全面散布農  薬トップジンM水和剤スミチオン乳剤ジマンダイセン水和剤もしくはアミスター20フロアブル※高温期には薬害を発生しやすいので注意トレボン乳剤スミチオン乳剤大豆(里のほほえみ)栽培のポイント

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