栄養士●吉田理江【1】カリウムを取る【2】減塩する【3】冷え症対策梅雨太り対策おいしく食べて美しくジメジメした湿度の高い日が続く梅 雨の時期に、突然体重が増えることはありませんか? 増えることを「梅雨太り」といいます。原因は、気圧や湿度の関係で、体内に水分がたまりやすくなり、むくむからです。今回は、体内にたまった余分な水分を排出し、梅雨太りを解消する三つの方法をご紹介します。野菜、果物などに含まれるカリウムには、体内の余分な塩分を排出させる働きがあるため、むくみ解消効果が期待できます。旬の食材のジャガイモ、 キュウリには、カリウムが豊富に含まれているため、食事に取り入れると良いでしょう。汁物にジャガイモを入れたり、サラダにキュウリを入れると手軽にカリウムが取れます。梅雨の時期に体重が塩分を取り過ぎないことも大切です。汁物を作るとき、野菜などの具を多くして汁を減らすことで、塩分を抑えられます。また、煮物、汁物を作るときは、かつお節、干しシイタケのだしを利かせると塩分を減らしても物足りなさを感じません。一食分全てを減塩にするのではなく、一品はしっかりと味を付け、他の料理を減塩にすると満足感が得られて続けられるでしょう。体が冷えると血流が悪くなりむくみを引き起こします。冷え症対策には、体を温めるとして知られるショウガがお薦めですが、生で取るより加熱すると良いです。ショウガの辛味成分の一つであるジンゲロールには、血管を拡張させて血行を良くする働きがあります。加熱するとショウガオールに変化し、体の熱を作り出す働きをするため、炒め物や汁物にショウガを入れると良いです。また、冷たい飲み物は氷を抜く、献立に温かい汁物を加えるなどの工夫で体が冷えにくくなります。しっかり対策をして、梅雨太りを乗り切りましょう。注意深く説明を聞く部会員ら収穫する児童 JA西部果樹部会梨部会は5月19日、日高市の圃果講習会を開き、部会員ら19人が参加しました。 当日は、県川越農林振興センターが講師を務め、令和5年産ナシの生育過程や収穫予測、摘果のポイントや新梢管理などを分かりやすく説明。その後、部会員が実際に摘果作業を行いました。 同部会の梨部会長を務める古谷忠洋さんは「忙しい時期ではあるが、部会員らが参加できて良かった。今後の天候に不安はあるが、引き続き適切な栽培管理に努めたい」と話しました。13ほじょうしんしょう場で摘 梅の主産地越生町は6月1日、同町の小学校2校が越生梅林で収穫体験を行いました。地元の特産物の知識向上につなげたい考えです。 当日は児童ら約50人が参加し、JA越生支店梅部会の 吉原保雄部会長らが梅の収穫方法などを分かりやすく説明し、主力品種の「白加賀」を手で一つ一つ丁寧に収穫しました。児童は「初めて体験した。たくさんとれて楽しい」「思ったより簡単にとれた。大きくてきれいな梅がたくさんあった。梅ジュースを作るのが楽しみ」などと話しました。 JAirumano News西部果樹部会梨部会「摘果講習会」開催越生町内の小学校2校合同で梅収穫体験
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