JAいるま野 広報誌 2023.06|No.324
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のうびょう JA子会社のいるま野アグリは4月11日、県指定の採種ほじょう場で国産小麦の主要品種「ハナマンテン」の圃場審査を圃行いました。富士見市内の3.3㌶の圃場には関係者15人が集まり、異品種の有無や雑草の状態などを確認しました。同品種の採種は、県などの要請を受けて取り組んでいるもの。指定された生産圃場で10㌃当たり300㌔の収量を確保することで県内全域のハナマンテン生産者への供給を目指しています。 同社の矢島隆弘課長は「関係機関の指導により、生育は順調。良質な種子を提供できるように今後も栽培管理を徹底していきたい」と意欲を見せました。 JA各農産物直売所では、4月中旬から5月上旬にかけて、春の野菜苗・花苗を販売しました。 店内には、タケノコやトマト、カブなど旬を迎えた農産物が並び、店外にはナスやキュウリ、ピーマンなどの野菜苗のほか、ペチュニアなどの花苗も並び、来場者の人気を呼びました。 訪れた客は「毎年買いに来ている。寒暖差に気を付けながら丁寧に育てたい」と話し、鶴ヶ島農産物直売所の野村佑店長は「この機会に、ガーデニングと家庭菜園を楽しんでほしい」と話しました。    病 県は4月18日と19日の両日、所沢市と美里町で「膿対策防除実演会」を開きました。優良繭生産の確保を目指すことを目的に、養蚕農家や優良繭生産推進協議会、JAら36人が参加しました。 実演会は、2月に研修会した内容を実演するもので、㈶大日本蚕糸科学技術研究所の野澤瑞佳主任研究員らが講師を務め、蚕具の浸水消毒、蚕室や上族室などの消毒方法を実演しました。野澤主任研究員は「昨年は県内で膿病が発生した。病気が広がらないように対策を徹底してほしい」と話し、同市の小暮重行さんは「今後は、膿病などの病気により真剣に向き合う」と話しました。 乳牛の改良成果を競う全日本ブラックアンドホワイトショウが4月14日と15日の両日、静岡県御殿場市で開催されました。当JAからは加藤牧場(日高市)の『ムサシ ベルフラワー セジス レイジヤーRED』が埼玉県代表として出場しました。とびた田 当日のリードマンは、県農業大学校の卒業生である飛愛実さんが務めました。飛田さんは、全国の舞台で牛をリードすることが目標でしたが、学生時代はコロナ禍で中止。しかし、学生時代から交流があった同牧場の寺田治社長が声を掛け、憧れの舞台で牛をリードすることが実現。寺田社長が見守る中、堂々と全国の舞台で奮闘しました。採種圃場でハナマンテンの状態を確認する関係者訪れた客で賑わう苗市消毒作業を実演する研究員㊨リードマンを務めた飛田さん12JAirumano News良質な種子の提供を目指して!ハナマンテン圃場審査会春の野菜苗・花苗販売優良繭生産の確保を目指し「膿病対策防除実演会」開催第10回全日本ブラック&ホワイトショウ並びに2023セントラルジャパン ホルスタインショウ

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