JAいるま野 広報誌 2023.01|No.319
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地域農業を守っていく強い想い就農から現在までの状況をお聞かせください。小沢さんは地域農業についてどのようにお考えですか?次世代へとバトンを繋ぐベテラン農家小沢富男さん富士見市針ヶ谷ウレンソウなど約20品目の季節野菜を栽培しています。農産物は軒先販売を行っており、地域住民の方々から、高評価を得ています。     ―― も覚えています。また当時は、機械での耕作が浸透しになります。就農時は知識が浅く、失敗の連続でしたが、「美味しい野菜を作りたい」という想いから、父の背中を見て必死に栽培管理に取り組んだことは今でておらず、手作業で行っていましたが、その苦労のおかげで、どんなに辛いことがあっても農業を辞めようと思ったことは一度もありません。これからも美味しい野菜を届けるために農業を続けていきたいと思います。現在、約15㌃の面積にトウモロコシやサトイモ、ホ私が住む針ヶ谷地区は、駅近郊ということもあり、農業だけで生活するには難しい環境であるように感じます。しかし、地域住民向けの直売や広い圃ほう場を活用した多品目の栽培などの工夫を行えば、十分に農業を行える地域であります。また、消費者の方から、直接「小沢さんの作った野菜は美味しい!」といった声を掛けてもらえると、それだけで農業をやる活力にも繋がります。現在、針ヶ谷地区では約15人の生産者がおり、若手生産者は1人です。若手生産者を元気づけていくためにも、地域農業を絶やさず、次の世代へバトンを渡せるように、これからも頑張っていこうと思います!じょこれから旬を迎えるハクサイの収穫。大きく立派に育ちました!生育状況の確認。食べる人の笑顔を思い浮かべながら、入念に確認します。0617代続く農家の家に生まれ、農業に従事して約60年

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