JAいるま野 広報誌 2022.9|No.315
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父を目指し、日々邁進吉川 の栗を中心に春蘭と米を栽培しています。現在は、JA高麗川マロン研究会に所属し、栗と米の収穫期を分散するため、栗は「国見」と「利平」のみ栽培。収穫した栗はJAに出荷しています。    ―― 培し続けていたので、農薬などの知識はあったもの農機具の運転もままならず、ハウス内で試運転したことを今でも覚えています。春蘭を35年もの間栽の栗や米に必要な肥料や農薬に関しての知識はなく、地元農家の先輩らから教えていただきました。農家同士の関係性には感謝してもしきれませんね。私は、父の後を継ぎ4年前に就農し、日高市特産就農当時は、農業は初心者で苦難の連続でした。前職がサラリーマンだった私は、農業を継いでから父の偉大さに気づきました。20年ほど前に、父が栽培した「利平」が1つのイガに4Lほどの実が3粒揃っており、形状や大きさ、光沢すべてが完璧だったことを鮮明に覚えています。父に次いで私も立派な栗を栽培したいと同研究会の会員らと「選定講習会」などを通じて日々邁進しています。父が育てた「利平」をもう一度自分の手で育てたいです。今後は、日高市の特産品で消費者に笑顔になってもらえるよう会員同士で良質な栗を栽培していくほか、遊休農地が多い昨今ですが、父が残した農地を大事に守っていきたいと思います。日高市北平沢繁さん就農当時と現在の状況を教えてください。父の存在と今後について教えてください。06「いるま野」2022.9希少な“虎柄”の春蘭を見つめる吉川さん。栗の生育状況を確認。秋の収穫期を心待ちにしています。父父がが残残ししたた農農地地もも守守っってていいくく特特産産のの栗栗でで消消費費者者をを笑笑顔顔にに。。

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