JAいるま野 広報誌 2022.7|No.313
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 政府は4月下旬、春の叙勲を発表し川越市の山下徳弥さんが黄綬褒章に選ばれました。 受賞した山下さんは、ハウスや露地で60品目500品種以上のパンジーやビオラなどの花壇苗や鉢物を栽培。マーケットインでの取引先拡大や先進的栽培管理に取り組み、江戸時代から続く武蔵野の落ち葉堆肥農法の継承などで地域に貢献し、働きやすい職場づくりにも努めています。「受賞は、家族や会社のスタッフ、指導してくれた関係者のおかげ。引き続き、花の魅力を多くの方に伝え、普及活動に取り組みたい」と抱負を語りました。09「いるま野」2022.7 JAいるま野女性組織協議会(田中あきえ会長)は5月16日、第26回通常総会と記念講演会を開催しました。 川越市の本店と各7地域をオンラインで結んで行われ、各地域の女性部役員68人(本人出席52人、委任状出席16人)が出席。令和3年度活動報告や令和4年度活動計画など、すべての議案が承認されました。 記念講演会では、日本協同組合連携機構の阿高あや主任研究員を招き『JA女性組織とSDGs -農業協同組合とSDGsの関係から女性のエンパワメントを考える-』をテーマに講演が行われました。阿高氏は協同組合とSDGsの関係性や女性組合員のJA運営への参画の重要性について説明を行い、女性部の活動の多くが、ジェンダー平等やパートナーシップなどのSDGsの項目につながっていることを話し、今後の女性部の活躍に期待を寄せました。     坂戸市の増尾政明さんは5月上旬、市内の栄養教諭ら7人とニンニクの収穫体験を実施しました。収穫したニンニクは、5月中旬に小学校の給食に提供されました。 収穫したニンニクは、今年4月に同市の「さかど自慢の逸品」に認定されたニンニク。子どもたちに農業に興味を持ってもらおうと、県西部地区の栄養教諭に相談しました。参加した栄養教諭は「貴重な体験を、給食を通じて子どもたちに伝えていきたい」と話し、増尾さんは「良質なニンニクに仕上がった。地元で収穫されたニンニクをぜひ食べてほしい」と笑顔で話しました。  各地域の役員にあいさつする田中会長受賞した山下さん㊨受賞した山下さん㊨講演を行う阿高あや主任研究員収穫作業に励む参加者収穫作業に励む参加者JAirumano News山下徳弥さん春の叙勲受賞学校教諭らとニンニクの収穫体験女性組織協議会第26回通常総会、記念講演会を開催

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