JAいるま野 広報誌 2022.4|No.310
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 春の訪れを告げるウドの収穫が最盛期を迎えました。「埼玉軟白うど」と呼ばれるウドは、シャキシャキとした食感と独特の香りが特徴。JA管内では主に日高市や入間市、所沢市で栽培され、今年度はJA全体で約10㌧の出荷を見込んでいます。 日高市の鳴河高一郎さん宅では、昨年4月に定植した根株を12月下旬から掘り起こし、暗い室度に温度を管理し、約1カ月かけて成長させます。 2月上旬、鳴河さんは地下およそ4㍍の室の中から70㌢ほどに育った真っ白なウドを丁寧に収穫。「適度な雨量のおかげで例年以上に太いウドに仕上がった。サラダやきんぴらなどでウドの香りを堪能してほしい」と笑顔で話し、2㌔と4㌔の箱に詰めていきました。 収穫は4月上旬まで続く予定で、首都圏や中京地方に出荷される他、JA農産物直売所「あぐれっしゅ日高中央」やJA入間農産物直売所などで販売しています。※完売の際は何卒ご了承ください。春夏野菜栽培に向けいるま野アグリが苗を供給 JAの子会社、いるま野アグリでは2月中旬、春夏野菜苗の荷渡しを行いました。ネギやブロッコリー、キャベツなど苗の需要は年々増加しており、今年度は約2,500万円の売り上げを見込んでいます。 当日は、順調に生育した野菜苗をJA営農販売センターなどを通じ、注文した生産者に荷渡ししました。苗の荷渡しは3月下旬にも行い、合わせて10品目38品種を供給する予定です。 同社の細田和宏課長は「引き続き良質な苗を育て、生産拡大や担い手支援につなげていきたい」と意気込みました。     JAは2月中旬、極早生品種「五百川」の令和4年(2022年)産に向けた栽培指導を行いました。JA職員が生産者宅を訪れ、栽培のポイントや作業スケジュールなどをまとめた資料を基に説明しました。 「五百川」は、食味が「コシヒカリ」に劣らず収穫期が1カ月ほど早いのが特徴です。JAでは令和元年(2019年)度から導入しており、今年度は新たに5人の生産者が加わり、10人で約12㌶の面積に作付けする予定です。生産者の田中文雄さんは「田植えの予定など直接相談が出来て良かった。今年も良質な五百川を栽培していきたい」と話しました。  ■■■■■■■■の中に移植。18〜2012「いるま野」2022.4収穫の際には、各メディアが取材に訪れました。(計8社)苗の管理を行ういるま野アグリ社員苗の管理を行ういるま野アグリ社員ウドを丁寧に収穫する鳴河さんJA職員の説明に熱心に聞き入る田中さん㊨JA職員の説明に熱心に聞き入る田中さん㊨JAirumano News極早生品種「五百川」令和4年(2022年)産に向け栽培指導「埼玉軟白うど」収穫最盛期

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