JAいるま野 広報誌 2021.7|No.302
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 JAいるま野に入組し、この春で4年目を迎えました。以来、営農推進員として主に直売所に出荷する生産者や所沢市内の生産者を支援してきました。 入組のキッカケは、大学で食育や6次産業化について学んでいくうちに、1次産業の分野で働きたいと思うようになったからです。県南西部に位置するJAいるま野管内は、産地と消費地が混在する都市近郊産地。季節を問わず美味しい農産物が生産されており、まだまだ多くの可能性を秘めていると思います。営農推進員として至らぬことが多いですが、生産者のために、そして産地のために、1日1日を大切にしながら業務に励んでいます。悩みに素早く対応"農業所得の向上“を手助けする 私は現在、主に所沢市富岡地区の生産者を対象に営農相談業務を担当しています。その業務は多岐に渡り、例えば土壌診断の結果を基にその圃場に合った肥料を提案したり、病害虫に困っていれば効果的な農薬を薦めたりしています。また、生産者が新たな品目を始めようとする際には、必要な資材を提案することもあります。 こうした一連の業務の中で、私が最も大切にしていることは 〝生産者からの宿・・題はすぐにやる〞ということです。先日、こんな出来事がありました。「ダイコンの葉に虫が付いているようだ。調べてくれないか」 大至急、圃場に駆け付けたところ、私自身も見たことがない虫が付着しており、ひとまず写真を撮りその虫圃場を訪れ、サトイモの生育状況を確認。最近では疫病対策の相談を受けることが多く、常に資料を持ちながら生産者と一緒になって対応策を考えます。入組4年目。1日1日を大切に第二営農販売センター所沢資材センター関口 健太を目指し、「助かったよ!」の声がたくさん聞くことができるよう日々精進していきたいと思います。(現在、「土壌医検定」の資格取得にも挑戦中) 私の目標は、「農家の役に立つ人間になること」です。かつて抱いた目標は、今でも変わらず持ち続けています。JA埼玉県担い手サポートセンター(※2)の担当者とは、毎月生産者の圃場を同行訪問しています。より専門的な立場から見ることによって、問題の早期発見や生産者が抱える課題の解決に向けて一緒に取り組んでいます。(※2)JA埼玉県担い手サポートセンター=JAが単独では対応が難しい大規模担い手経営などを対象にJAと同行訪問し、個別支援をはじめ、生産や販売などの事業提案を行っている。04「いるま野」2021.7

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