JAいるま野 広報誌 2021.6|No.301
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特別インタビュー 私は、JAいるま野青年後継者組織連絡協議会の会長を務めています。協議会は、JA管内10市3町の若手農業者らで構成され、平成28年(2016年)に設立しました。農業を取り巻く環境が大きく変化する中、地域農業の維持・発展のためには後継者組織の活性化が必要不可欠なことから、7あった青年部・後継者組織を一つにまとめ、新組織としてスタートしました。現在311人(令和3年4月現在)が所属し、みんなで切せっさたくま磋琢磨しながら活動しています。 会長に就任して程なく、新型コロナウイルスが猛威を振るいはじめ、これまで定例となっていた全体交流大会や各種研修会などが自粛せざるを得ない状況になりました。協議会では、会員同士の交流と情報共有は最も大切にしている活動です。そこで、「会員のために何かできることはないか」と協議会の役員たちと模索を続け、オンライン会議の開催やコロナ対策用の資材の配付など、できる限りの接点をつくるよう取り組んできました。 農業は一人ではできません。家族をはじめ、地域住民、そして仲間同士が力を合わせて取り組んでいくものです。なぜなら、私たち若手農業者には、代々受け継がれてきた地域農業をより魅力的なものにし、しっかりと次世代へ継承していく責務があるからです。 コロナ禍で依然と厳しい状況は続きますが、これからも会員一人一人に「仲間の大切さ」を感じてもらいながら、おのおのが力を発揮できる組織を目指して取り組んでいきたいと思います。JAいるま野青年後継者組織連絡協議会 会長 宮岡 信彦 さんに訊く「間もなく就農する息子と楽しく農業を続けたい」と語る宮岡会長次世代への継承のために次世代への継承のために仲間との接点を絶やさない仲間との接点を絶やさないJAいるま野青年後継者組織連絡協議会          宮岡 信彦さん昭和53年(1978年)4月生まれ。およそ4㌶の面積でホウレンソウ、水菜、サトイモ、ジャガイモなどを栽培する。令和元年8月より同協議会会長を務める。新型コロナウイルスによる影響が依然と続く中、新型コロナウイルスによる影響が依然と続く中、「食と農」への注目が一段と高まっています。「食と農」への注目が一段と高まっています。こうした中、JAいるま野管内ではこれからの農業を支えるこうした中、JAいるま野管内ではこれからの農業を支える多くの若手農業者が活躍しており、多くの若手農業者が活躍しており、私たちの生活や地域農業を支え続けています。私たちの生活や地域農業を支え続けています。今回は特別企画として、JAいるま野青年後継者組織連絡協議会の今回は特別企画として、JAいるま野青年後継者組織連絡協議会の会長を務める宮岡信彦さんに、青年組織の活動状況や会長を務める宮岡信彦さんに、青年組織の活動状況やこれからの農業などについて訊いてみました。これからの農業などについて訊いてみました。12「いるま野」2021.6

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