JAirumano News いるま野アグリは4月上旬、2020年産米の食味ランキングで特Aを獲得した「彩のきずな」の種子の鉄コーティング作業を行いました。鉄コーティングした種子は、圃ほじょう場に直ちょくは播することが可能で、今年度は昨年度よりも多い432㌔(約10㌶分)の作業受託がありました。作業は、あらかじめ浸種した種子に鉄粉と焼やきせっこう石膏をコーティングマシンで混ぜ合わせた後、1週間ほどシートに広げて熱を逃がし完成させました。 同社の担当社員は「今後も技術の向上に努め、生産者を支援していきたい」と話しました。種子の鉄コーティング作業を行ういるま野アグリ社員種子の鉄コーティング作業を行ういるま野アグリ社員水稲種子の鉄コーティング作業 3月中旬から4月中旬にかけて、川越や東部、坂戸の各カントリーエレベーターで2021年産米の温湯消毒を行いました。今年度は、「彩のきずな」「コシヒカリ」「彩のかがやき」など合わせて約23㌧を消毒しました。 温湯種子消毒は、種子を60度の湯に10分間浸す消毒方法で、環境への配慮や農薬費用の削減といった効果が期待できます。JAは、組合員への支援を目的に無償で実施し、今年で7年目。JA販売推進課の担当者は「今年も水稲栽培がスタートした。今後も、収穫期までJA職員として生産者と協力していきたい」と意気込みを話しました。温湯消毒を行うJA職員温湯消毒を行うJA職員水稲種子を温湯消毒 極早生米「五百川」早くも田植え作業 JAが2019年度より導入した、極早生品種「五ごひゃくがわ百川」の田植えが4月20日から川越市内で始まりました。 「五百川」は、福島県の生産者が「コシヒカリ」の突然変異種を系統育種したもので、食味がコシヒカリに劣らず、収穫期が1カ月ほど早いのが特徴です。 同市内の水稲農家、細田和美さんはこの日、3月中旬に播はしゅ種し17㌢ほどに成長した苗を約1.3㌶の水田に植え付けました。細田さんは「今年の苗は状態が良い。『コシヒカリ』とのスケジュールが分散でき、効率的に作業ができる。引き続き、収穫期まで丁寧に育てていきたい」と笑顔で話しました。 JA販売推進課の担当者は「栽培を始めて今年で3年目を迎えた。今後もJA職員として品質の良い米づくりをサポートするとともに、収量を安定させていきたい」と意気込みを話しました。 今年度は川越市と毛呂山町の生産者6人が約7㌶で生産し、およそ30㌧の収量を見込んでいます。収穫された米は、JAカントリーエレベーターで乾燥調製され、8月中旬に新米としてJA農産物直売所などで販売する予定です。田植え作業に励む細田さん当日は、マスコミ各社も取材に訪れました動画配信中!➡10「いるま野」2021.6
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