明るい雰囲気の店内。三千代さんが描いた絵も彩りを添えてくれます。入口やトイレもバリアフリー対応で安心です。正木さんは就農前、栃木県内で単身赴任。その影響で提供するメニューの器は、そのほとんどが「益子焼」!今夏も人気の「白いトウモロコシ」を栽培。ブルーベリー農園とともに大忙しになりそうな正木夫妻です。知人のバリスタが淹れる本格派コーヒー。キリマンジャロ、モカ、ブラジルなどが楽しめます。コーヒー豆も販売しています。 正木武さん(65)。正木さんは、奥さまの三千代さん(66)とともに、「マサキファーム」を営む地元農家です。ご自慢のジネンジョをはじめ、季節野菜を栽培するほか、6月から8月までの間は観光農園「ブルーベリーガーデンマサキ」を開園。無農薬で育てたブルーベリーが食べ放題で、毎年多くの来場者で賑わいます。 正木さんがブルーベリー畑の一角に「cafe makana」をオープンさせたのは、昨年11月のこと。元々、小さな直売スペースはあったものの、折角つくるなら「ちょっとひと休みできる場も提供しよう」と思い切ってカフェをオープン。ログハウス風の建物の中ではカフェに加え、朝採りの野菜を販売するほか、市の観光マップなども設置。バリアフリー構造で、地元のコミュニケーションスペースとしての役割も果たしています。 さて、気になるのはやはりメニューです。オススメは、自家栽培したブルーベリーを使ったもの。スムージーは三千代さんがその場で調理し、出来たてを提供します。2種類のブルーベリーアイスも外せません。また、地元の有名洋菓子店とコラボした焼き菓子も用意。ここでしか味わえない、オリジナルの一品です。このほか、マルゲリータや5種類のチーズをトッピングしたピザなどもあり、ブルーベリー狩りをした後の疲れた体も癒してくれるはずです。 木の温もりと、窓から降り注ぐやわらかな日差しを感じることができる「cafe makana」。「makana」(マカナ)は、ハワイ語でプレゼントの意味。正木さん夫妻の気さくな人柄が、訪れた人たちにホッとするひ・・・・とときをプレゼントしてくれることでしょう。自家栽培のブルーベリーと夫妻との触れ合いを楽しむcafemakana坂戸市戸宮04「いるま野」2021.4
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