JAいるま野 広報誌 2020.11 | No.294
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日高市 旭ヶ丘寺田 治 さん「命の大切さ」を感じながら「命の大切さ」を感じながら1頭1頭に愛情を1頭1頭に愛情を――酪農家の1日を教えてください。 私は、従業員らと約200頭の牛を飼育する酪農家です。出身は山梨県。幼少の頃から、酪農家として活躍する叔父の姿に憧れ、この世界に飛び込みました。 酪農家の1日は、明け方5時から始まり、夜も8時頃まで続きます。1日2回の搾さくにゅう乳はもちろん、餌やりや身の回りの世話など作業は多岐に渡ります。 中でも、牛舎内の環境整備には人一倍気を配っています。清掃を丁寧に行う、湿度の少ない環境を作る、ふ・・・・・・・・かふかのベッドでぐっすりと眠ってもらう…。牛が健康で1日でも長生きできるよう、1頭1頭に愛情を注いで飼育しています。――これまでの歩みと今後の目標を教えてください。 酪農家人生26年。これまでさまざまな経験を積んできました。県農業大学校で2年間学んだ後、アメリカや北海道などで酪農の基礎を習得。乳牛品評会で最優秀賞を受賞することもできました。しかし、良い事ばかりではありません。酪農家になって最も感じることは、「命の大切さ」です。愛情を注いできた分、やっぱり情が湧いてきますよね。悲しみは、いつも胸に秘めるようにしています。 都市近郊で酪農家として活躍できることは、とても貴重です。これからも、良質な牛乳生産と牛との触れ合いを通じて、地域の人たちに愛される牧場を作っていきたいと思います。酪農の仕事は重労働。9歳になる娘さんの笑顔がパワーの源です。「“良い牛だね!”と言われた時が一番嬉しい」と話す寺田さん。日々の管理が何よりも大切!06「いるま野」2020.11

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