JAいるま野 広報誌 2020.3 | No.287
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気象変動に負けない“米づくり”6つのポイント20年産米の米政策について 19年産の全国の主食用米の作況指数は『99』(平年作)で、生産量は726万tでした。19年産の国から示された目安は718~726万tで、仮に作況指数が『100』だったとすると、生産量は733万tとなり7万tの過剰作付けとなっていました。 20年産の適正生産量は708~718万tにする必要があり、このままの作付け面積や豊作傾向となった場合には、20年産の需要と供給のバランスが崩れ、米価に影響する恐れがあります。1)生産量の目安2)米政策の主な変更点について 19年度より、収量性が高く多収品種加算が得られる『むさしの26号』を米粉用米専用品種と位置付け、本格的な取り組みをはじめました。20年度についても、『むさしの26号』に力を入れ、反収増を目指していきます。複数年契約加算は3年間以上の契約が必須となりますが、生産者のニーズに合わせて取り組むことといたします。※契約の諸条件がありますので、詳しくは米麦特産課(☎049-227-6158)までお問い合わせください。3)JAいるま野の対応について≪田植え前に行うこと≫・・・基礎体力づくり (1)土づくり→ワラを早期に分解する秋起こし、堆肥の投入による地力回復を行う。 (2)ケイ酸資材→ケイ酸加里等の土壌改良剤を施用して、稲の活力を高める準備を行う。 (3)耕 う ん→根の広がりによる吸収力を高めるため、深め(目標15cm)の耕うんを行う。≪田植え後に行うこと≫・・・体力維持 (4)水 管 理→移植後の浅水管理、幼穂形成期の間断潅水、出穂前後の深水管理、落水時期に注意する等の小まめな水管理を行う。 (5)穂 肥 等→適正な穂肥(栄養補給)、ケイ酸質資材(稲の活力向上)を施用する。 (6)適期刈取→登熟積算温度、帯緑色の割合等の刈取り適期判断情報を確認する。埼玉県2020年産生産量の目安146,8552019年産生産量の目安148,698増減▲1,8432019年産生産量148,900単位:t参考資料:埼玉県農業再生協議会公表 埼玉県における生産量の目安□飼料用米・米粉用米の多収品種加算(1.2万円/10a)・多収品種の取組面積に応じて産地交付金を配分※「むさしの26号」が該当2019年度□飼料用米・米粉用米の複数年契約加算(1.2万円/10a)・より安定的な生産・供給にシフトするため、多収品種加算を見直して複数年契約加算を創設(3年間以上の契約栽培)2020年度03「いるま野」2020.3

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