JAいるま野 広報誌 2020.3 | No.287
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JAirumano News     JAの子会社、いるま野アグリが栽培するネギが1月下旬に収穫期を迎えました。 栽培は遊休農地を活用したもので、今年度で3年目を迎えました。昨年6月に定植し、組合員から借り受けている約20㌃の圃ほじょう場で栽培。今年度は、トラクターに取り付けて使う「掘り取り機」を購入するなど、作業の省力化も目指し収穫期に備えました。 同社の矢島隆弘課長は「3年目を迎え、栽培方法などが分かってきた。来年度はより良質なネギを栽培するとともに、水田を活用した栽培も試みたい」と話しました。遊休農地を活用いるま野アグリでネギ収穫 JAは、営農施設や直売所に勤務する職員を対象にした、「経済セールスロールプレイング大会」を初めて開催しました。職員の商品知識や、販売話法の向上を図ることを目的としており、経済事業に関わる職員向けの大会は全国のJAでも数少ない取り組みです。大会は12人が参加し、日常業務で培った接客技術などを競いました。 最優秀賞には「あぐれっしゅ日高中央」に勤務する新堀香澄さんが輝きました。新堀さんは「この賞を糧に、より多くのお客様に生産者が栽培した農産物を購入してもらえるよう、日々努めたい」と今後の目標を話しました。笑顔溢れる話法で、最優秀賞に輝いた新堀さん笑顔溢れる話法で、最優秀賞に輝いた新堀さん「経済セールスロールプレイング大会」 を初開催   1月16日、皇居・宮殿で「歌会始の儀」が行われ、若山巌さん(所沢市)の作品が天皇、皇后両陛下や皇族方を前に披露されました。 若山さんは、250年以上続く農家の8代目。入選した作品(上記参照)は、若山さんが若い頃に柿の木に登り、豊かに実った畑を見渡したときの晴れ晴れとした気分や、秋の収穫へ向かう喜びなどを詠んだものです。 歌会始終了後、若山さんは「緊張で震えが止まらなかった。天皇陛下にもお声を掛けていただき、農家で野菜を作っているお話ができた」と笑顔で話しました。農を詠み「歌会始」入選者に若山巌さん圃圃ほじょうほじょう場場で短歌の題材を探し、メモを取る若山巌さんで短歌の題材を探し、メモを取る若山巌さんネギの収穫作業に励むいるま野アグリ職員ネギの収穫作業に励むいるま野アグリ職員百アールの 百アールの 田田たんぼたんぼ圃圃アートのアートの出来映えを 眺望するに出来映えを 眺望するに櫓櫓やぐらやぐらを組みぬを組みぬ   JAは、県川越農林振興センターと合同で1月15日、川越市内で「サトイモ栽培研修会」を開催しました。生産者やJA職員など約250人が参加。講師に宮崎県総合農業試験場の黒木修一特別研究員を招きました。 黒木氏は疾病の発生源として、野良生えの芋、畑に放置された残さ、菌が感染した種芋などを挙げました。また、疫病対策のポイントとして、①種芋の消毒②散布通路の確保として圃ほじょう場整備③定期的な薬剤散布など、宮崎県での事例を基に説明し「雨を伴う平均気温25℃が発生条件。早い段階で薬剤防除が大切だ」と参加者に呼び掛けました。出席者に防除対策などを説明する黒木特別研究員出席者に防除対策などを説明する黒木特別研究員「~サトイモ疫病について知り、対策を~」サトイモ栽培研修会11「いるま野」2020.3

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