JAいるま野 広報11月号
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それまでは、JAと全く関わりがありませんでしたが、准組合員となり女性部活動に参加しました。女性部の組織に「フレッシュミズ部」があり、現在に至っています。齊藤会長・・・親が部員だったので本当に自然の成り行きでした。隣近所の人も入っており、女性部に入りたい、入りたくないとかではなかったという記憶が残っています。 当時は、フレッシュミズ部もなく、普通に女性部に入っていました。地域だけでも部員の人数がとても多かったです。女性部に入る前と入った後の気持ちの変化はありましたか齊藤会長・・・ひと昔前は、外出する際にも随分と気を使った時代でした。でも、女性部の集まりの場合、隣近所も参加するので外出する良いきっかけになりました。 他に外出するときは、たまに会う旧友くらいでしたから。いろんな方と知り合えたことで、自分の視野が広がったかなと思います。桑田部長・・・部員となって、農家さんに対しての見る目が変わりました。部員になるまでは一消費者でしたが、今では農家さんの知り合いが増え、「農業」や「食」についての現状などがすごく気になるようになりました。入部して、嬉しかったエピソードなど齊藤会長・・・活動することによっていろんな地域の方とも交流でき、今まで、話をしたことのない方と知り合えたことですね。加入して30年経過しているので、エピソードがありすぎて語り尽くせません。桑田部長・・・現在はJAでの活動と共に、県のフレッシュミズ部会の部会長としても活動させていただいています。 JAは全国的な組織ですから、会議などで北海道から鹿児島までの全国のフレッシュミズの部員と知り合うことができ、仲間づくりやスキルアップにつながっていると感じています。 お陰様で、今でも連絡を取り合う県外の仲間も増えました。今度は富山で会うことになっており、とても待ち遠しいです。今後、女性部・フレッシュミズ部はどのような組織を目指していきますか齊藤会長・・・女性部は部員の高齢化の問題があり、次世代の部員さんがなかなか集まりません。現在、3,100人ほどの部員がいますが、部員数が下降線をたどっているのが現状です。女性部活動を通じ、もっとJAの良さをPRしていく必要があると思っています。また、JA全体でも打開策を見出すことも必要だと考えています。桑田部長・・・農業に携わる方しかJAを利用できないというイメージを払拭して、准組合員の方も気軽に加入ができ、私のように非農家でもJAの組織で楽しい活動が出来るということを広めたいと思っています。 女性部とフレッシュミズ部が様々なイベントなどを通じ、さらに交流を深めたいと思っています。今後の活動の中で、挑戦してみたい目標はありますか齊藤会長・・・部員全員で環境保全活動に取り組んでみたいと思案中です。 スーパーなどでもレジ袋などはもらわず、エコバックなどお手製の袋を使うこと。部員一人ひとりの心掛けで、何か役立つことができるのではないでしょうか。 ほんの少しのことを心掛ければ、地球環境のためにもつながると思います。将来ある子どもたちのためにも、自分たちだけがよければ良いということではなく、少しでも生きやすい、住みやすい地球にしていかなければならないと考えています。桑田部長・・・農地を借り、部員間で協力しながら米や野菜などの「収穫体験」を開き、若い世代のご夫婦やお子さんに「農業」と「食」の大切さを伝える活動に挑戦してみたいです。また「子ども食堂」にもとても興味があります。入部を検討している方へメッセージやJAに期待すること桑田部長・・・JAで「カルチャースクール」などを開いています。ご友人などと参加して、雰囲気を感じてください。輪が広がり楽しい活動が出来ると思います。齊藤会長・・・JAのことを理解したうえで入部いただくのが一番だと思います。おひとりではなく友人と参加できるような仕組みづくりもJAにはお願いしたいと思っています。 この対談を通じ、女性部活動に興味を持ってくださる方が増えたら嬉しいですね。齊藤 里子さん平地林を活用した循環型農業で有名な三富地区で生まれ育つ。趣味は料理。齊藤さんが入部した当時は、婦・・・人部と呼ばれていた。桑田 裕加里さん夫と娘の3人暮らし。非農家。「JA埼玉県女性組織協議会 フレッシュミズ部会」の部会長としても活躍中。趣味は手芸。03「いるま野」2019.11
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