JAいるま野 広報8月号
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今後に向けて食と農に新たな価値を付与し「持続可能な社会」の実現へ JAは6月27日、東洋ライス㈱と包括連携協定を締結しました。JA産米を使い、販売する「金芽米」などを通じ、健康増進や循環型農業への達成に向け、協力して取り組んでいきます。 川越市のJA本店で開催された調印式では、JA役職員と米生産者、同社関係者、マスコミなど約100人が出席しました。同協定の趣旨を説明後、JAの大木清志組合長と同社の雜さい賀か慶二社長が協定書にサインを交わしました。 JAは18年6月から管内で栽培された「彩のきずな」を使った「金芽米」の発売や、坂戸市の同社サイタマ工場が主催した田植え体験に協力するなど、協定締結に向け連携を深めてきました。 東洋ライスが製造・販売する「金芽米」(※図1参照)は、独自の精米方法で、金芽(胚芽の基底部)と亜糊粉層(あこふんそう)を残し、通常の白米より食物繊維・ビタミンなどの栄養素を多く含んでいます。しかも研ぎ洗いが不要で炊ける「無洗米」のため環境にも優しいお米です。 JAは今年から栽培が始まった「五ごひゃくがわ百川」約42㌧を「BG無洗米」(※1)として、「彩のきずな」300㌧は「金芽米」。今後「金芽ロウカット玄米」(※2)についても、サイタマ工場で加工を進めていく予定です。 これらはJA直売所で販売を行います。学校給食にも提案し、地域の健康増進に貢献していきます。また、無洗米加工時に除去された糠ぬかをリサイクルし、有機質肥料「米の精」として水田や畑などで使えるよう、循環型農業の実現を目指しています。協定締結に先立ち一部の水田では使用を開始しています。今後、お茶や野菜、果樹、飼料としても普及を図っていきます。 JAいるま野と晴れて協定を結ぶことができ、心から嬉しく思います。昨今、「健康寿命」の延伸が求められている中、「健康」と「抗加齢」が重要です。今後、JA地域の『健康や環境』などの問題に、当社の精米技術とJA双方の強みを生かし、取り組んで行きます。 JA管内は約160万人の人口を有し、私たちは10万人の組合員の皆様に支えられ、事業運営をしています。JAは地域社会における「食」と「農」を通じ『健康や環境』に貢献し、東洋ライス㈱様と力を合わせ、役割を果たしていきたいと思っています。マスコミの囲み取材に対応する大木組合長㊧包括連携協定締結を見守る出席者「コメは国難の救世主になる」と題し、記念講演を行う雜賀社長いるま野農業協同組合大木清志 組合長 図1東洋ライス㈱雜賀慶二 社長(※1) BG無洗米…(※1) BG無洗米……………………………BGとは「ブラン=BGとは「ブラン=糠糠ぬかぬか、グラインド=削る」の略、グラインド=削る」の略(※2) 金芽ロウカット玄米(※2) 金芽ロウカット玄米…………玄米表面にある「ロウ層」を均等に除去した無洗米。玄米表面にある「ロウ層」を均等に除去した無洗米。              玄米とほぼ同等の栄養価でありながら、白米のように食べられる玄米。              玄米とほぼ同等の栄養価でありながら、白米のように食べられる玄米。05「いるま野」2019.8

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