JAいるま野 広報誌 2019.6|No.278
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2人が新たな歴史を刻む場所 東武越生線の一本松駅から徒歩で約20分。住宅地を通り過ぎると、のどかな風景が広がり、安田武志さんと石黒未麻さんが耕作する約60㌃の畑に到着します。遠くには奥武蔵の山々を望むことができます。 2人は平成30年4月から「いるま地域明日の農業担い手育成塾(5ページ上参照)」の研修生として、鶴ヶ島市上新田地区で野菜栽培に取り組んでいます。 4月中旬の朝7時過ぎ。2人仲良く畑に〝出勤〞。「1月に定植したナスをこれから収穫します」と言ってハウスに入ったのは石黒さん。「収穫したナスはJAの直売所に出荷します。売れてくれるといいな…」と、収穫期を迎えたナスを1つずつ確認しながら丁寧にハサミで収穫。2つ入りと3つ入りに見栄え良く袋詰めを行い、安田さんと一緒に車で5分ほどの距離にあるJA鶴ヶ島農産物直売所に向かいました。 店内に入り、バーコードでナスに値付けを行う石黒さんに、先輩農家が「若い人が直売所に出荷してくれて嬉しい。頑張ってね!」と優しく声を掛けられ、はにかむような笑顔を見せました。 商品の陳列を終え、畑に戻った2人はそれぞれの畑で農作業に入り、安田さんは定植したブロッコリーの生育を確認後、5月中の完成を目指しているビニールハウスの建設を始農業大学校時代、圃場でピーマンを育てる安田さん。クラスメイトと規格や品質を確認する農業大学校時代の石黒さん㊨。新規就農し研鑽に励む日々安田 武志さん(41歳)・石黒 未麻さん(39歳)鶴ヶ島・新規就農者編04「いるま野」2019.6

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