JAいるま野 広報誌 2018.7 | No.267
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JAirumano News   JA南畑米生産組合(新井幸雄組合長)は5月4日、富士見市で「彩のきずな」の種子の直ちょくは播作業を行いました。 種子は鉄で周囲をコーティングすることで直播が可能になり、農作業の省力化や低コスト化につながる技術として注目されています。育苗作業が不要で設備・資材費を抑えるとともに、苗の運搬もなくなり作業時間も大幅に短縮。この日は1反あたり約15分で種子や肥料、除草剤、殺虫剤の散布が完了しました。 同組合では今後も、直播栽培の普及拡大を目指していく予定です。直播作業をするJAいるま野南畑米生産組合の会員直播作業をするJAいるま野南畑米生産組合の会員水稲鉄コーティング直播栽培省力・低コスト化実現へ   JAは5月15日、坂戸カントリーエレベーターそばの圃ほじょう場で密苗栽培田植え実演会を初めて行い、50人の生産者が参加しました。ヤンマーアグリジャパン㈱の職員が講師を務め、栽培方法などについて説明しました。 密苗は、育苗箱の乾もみ播種量を高密度に播種させる栽培技術。種もみ数を約2倍以上にすると同時に、10㌃当たりの育苗箱数をこれまでの1/3程度に減らすことで、資材費の削減や播種、運搬にかかる時間の短縮が期待されます。 参加した組合員は「慣行栽培法と大きな違いがなく魅力的。今後の導入を検討したい」と話しました。密苗仕様の田植え機で実演するヤンマーアグリジャパン㈱の職員密苗仕様の田植え機で実演するヤンマーアグリジャパン㈱の職員密苗栽培田植え実演会育苗箱数を1/3に削減   JAいるま野にんじん部会は6月1日、所沢市下新井のJA所沢共販センターで春夏ニンジン目ぞろえ会を開催しました。生産者をはじめ、川越農林振興センター、市場関係者ら51人が参加。主力品種「彩誉(あやほまれ)」を等級ごとに選別し、品質や出荷規格、注意点などを確認しました。 甘みと鮮やかな色合いが特長のいるま野産ニンジンは、県内市場をはじめ、京浜市場、青森、新潟、長野などに出荷されます。販売推進課の担当職員は「天候に恵まれ生育も良く、市場での有利販売に期待したい」と話しました。選別の確認をする生産者ら選別の確認をする生産者ら春夏ニンジン目ぞろえ会有利販売に期待   いるま野アグリは5月30日から、富士見市などの圃ほじょう場で麦刈りをスタートしました。収穫は主に「ハナマンテン」。パンや麺に加工すると小麦の風味が豊かでモチモチとした食感になり、人気の高い品種です。 同社が生産した「ハナマンテン」は、2年(16年産、17年産)続けて1等Aランクの評価を受け、過去には埼玉県麦作共励会表彰式で優秀賞を受賞したブランド麦です。 収穫された麦は、JAの大型乾燥貯蔵施設、坂戸カントリーエレベーターに集荷。同社の作付けは昨年よりも多い約27㌶。収穫は6月中旬まで続きます。麦刈りをするいるま野アグリの職員麦刈りをするいるま野アグリの職員いるま野アグリが麦刈り10「いるま野」2018.7

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