JAいるま野 広報誌 2018.5 | No.265
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所沢市 南永井吉田 明宏 さん父の教えを継承。農業のおもしろさ父の教えを継承。農業のおもしろさを仲間と一緒に感じたいを仲間と一緒に感じたい 私は、両親と3人で農業を営んでいます。耕作面積は、およそ1・5ヘクタール。主にサトイモやニンジン、ダイコン、ノーザンルビー(赤ジャガイモ)などを栽培。JA共販をはじめ、JA直売所「あぐれっしゅげんき村」や飲食店に出荷しています。 現在、所沢後継者部会に所属し、消防団でも活動しています。以前は、所沢市4Hクラブにも所属。市主催の農商工連携のためのきっかけづくり交流会を契機に、「ところ産食プロジェクト」(※)にも参加し活動しています。異業種の方と交流する機会も増え、現在の活動の礎になっています。 農作業で意識していることは、丁寧さです。「信頼を得るには時間がかかる。でも、失うのは一瞬」という父の教えのもと、圃(ほ)場管理から農作物の箱詰めまで特に意識して作業をしています。 私は大学卒業後、1年間スイスに農業研修に行き、帰国後の23歳で就農しました。現在、7年目を迎えます。学生時代に教員免許を取得しており、色々と悩みましたが、早いうちに就農し父の技術を継承したいとの想いが勝りました。私で9代目になります。 私自身、子どもの頃から自宅で収穫した農作物を食べてきました。「他のものと違い、おいしい」と言って頂くと、不思議な感じがします。同じ農作物なのに…。農業っておもしろいですね。この農業のおもしろさを市内の若手農業者と一緒に感じ、これからの農業を盛り上げていきたいと思います。(※)「所・(ところ)沢の生産・者と飲食・店をつなぐプ・・・・・・ロジェクト」の略ダイコンの生育具合を確認する吉田さんここで育つノーザンルビーが「ピンクポテトチップス」に。今夏、「あぐれっしゅげんき村」などで販売予定。異業種交流が現在の活動の礎に06「いるま野」2018.5

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