JAいるま野 広報誌 2018.4 | No.264
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食育ソムリエの仕事―――直売所では日頃どのような仕事をしているのでしょうか。星野‥私たちソムリエは、生産者の方が出荷された野菜を、どのようなレシピであればお客様に喜んでもらえるのか考え、試食品を調理して店頭でPRします。特にどのように調理したら素材の良さを引き立てることができるのかを意識しています。珍しい野菜が出荷されたときは、その素材をどうやったらお客様に手に取ってもらえるのか、生産者の方と相談して手書きのレシピなどを工夫して作っています。嶋村‥レシピが完成した時は、お客様に早く紹介したいと急いで店頭に並べ、自信を持ってお客様に積極的に声掛けしています。今の時代は共働きのご家庭が多く、時間をかけずに短時間で調理できることが好まれるので、簡単に美味しく野菜が食べられるレシピをみんなで相談して作っています。―――直売所ではソムリエとしての業務の他にいろいろな仕事があると思いますが。星野‥もちろん他のパートさんと一緒にバックヤードでの野菜の袋詰めや店頭のレジ業務もこなします。通常業務をしながらなので忙しいことが多いのですが、時間の合間を見て、出荷されている野菜の調理方法などを研究しています。嶋村‥時間を見て店頭のPOP作りなどもしています。美味しく調理するコツなどのほか、野菜の特徴や栄養価など、興味を持っていただけるポイントが一目で伝えられるようなひと工夫に励んでいます。これもソムリエ講座で学んだことが活かされていると思います。生産者との繋がり―――生産者の方たちとのコミュニケーションも大切ですよね。嶋村‥生産者の方たちの顔を覚え、いつごろどんな野菜を出荷するのかなどを出荷する際に聞いておきます。その情報を他のソムリエやパートを含め全員で共有します。そうすれば店内で、お客様からの問い合わせがあった場合にスムーズな回答ができますから・・・普段からの職場内の会話は大切だと思います。星野‥お客様のニーズや試食された際の感想などは、生産者の方も一番気にかけるところです。「美味しかったよ」との声や良い反応は、その都度、生産者に必ず伝えるように気を配っています。お客様だけでなく、生産者の方の喜ぶ顔も私たちソムリエのやり甲斐のひとつです。ポップは野菜の特徴や選び方のコツ、保存方法などが分かりやすく伝わるように作っています。生産者が丹精込めて育てた新鮮野菜を、是非召し上がってください。笑顔で皆様をお出迎えします。0303「いるま野「いるま野」」2018.42018.4
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