いるま野農業協同組合 20周年記念誌
5/50

 いるま野農業協同組合が合併20周年を迎えられたことを心よりお祝い申し上げます。 組合員の皆様はもとより、宮岡宏太郎組合長をはじめとする役職員の方々の感慨もひとしおのことと御推察申し上げます。 いるま野農協は、平成8年4月に誕生し、入間地域全域を所管する広域農協として、現在では組合員数約8万8,000人を数える全国第10位の規模を誇る農協に発展されました。県内農協の全組合員数の4分の1を占める県下最大の農協として、JAグループさいたまを力強く牽引していただいております。 事業実績の面から見ても、平成26年度貯金高の1兆820億円は全国第7位、事業利益の28億2,870万円は全国第4位と、正に国内でも指折りの大規模農協となり、その存在感を余すところ無く発揮されておられます。全国屈指の農協が埼玉農業を担っていただいていることは誠に頼もしい限りです。 水田が広がる平地から丘陵、奥武蔵の山地までを含む入間地域では、水稲、野菜、果樹、畜産など多種多様な農産物が生産されています。特に埼玉の特産品の代名詞とも言える狭山茶の主産地でもあり、正に埼玉農業の要の地域となっています。 当地において、いるま野農協は、農産物の市場出荷にとどまらず、生産農家の所得安定と消費者への新鮮かつ安全な食材の供給のため、地産地消の推進に取り組んでおられます。また、県内農協では最多となる16店舗の直売所を運営し、とりわけ最近はフードコート併設の店舗や大規模商業施設へのアンテナショップ出店など、新たな顧客の獲得に向け、積極的な事業展開を図っておられます。 このように着実に実績をあげることができるのも、組合員の皆様の農協に対する厚い信頼と、組合長をはじめとする役職員の皆様の熱意と努力のたまものと存じます。今後とも積極的な事業展開により、いるま野農協の存在感を全国に示していただくことを御期待申し上げます。 最後に、合併20周年の喜ばしい本年が、いるま野農協の更なる繁栄の礎となるようお祈り申し上げて、お祝いの言葉とさせていただきます。平成28年5月吉日02JAいるま野合併20周年記念誌「いるま野農業協同組合合併20周年に寄せて」祝 辞

元のページ  ../index.html#5

このブックを見る